待望のウォークマンを、楽天のスーパーセールで買った。本日夜にようやく開封した。そもそもウォークマンと聞いて、ポータブルなステレオカセットプレーヤーを想像するのは、私と同世代。
その後、CDプレーヤー、DATプレーヤー(懐かしい!)、MDプレーヤー(これも消えた)が出され、そして今、ウォークマンと言えば、デジタルオーディオプレーヤー(以下、DAP)のことを言う。
今回買うまで、DAPという言葉もその仕組みも知らなかった。オーディオに関しては前職時代の大先輩が大変詳しく、今回もその方にメールで質問したのだが、質問をするにあたって最低限の知識を得なければならない。
そこで、いろいろと調べてみた。
(以下はすべて自分の理解するところを自分の言葉で書いているので、正確性に欠ける点があることを、あらかじめお断りしておく。)
まずは、DAPとは何かというと、CDのような電子媒体を介さず、ウォークマンというデバイスの中にデータを取り込んで音楽を聴く再生機のことを言う。
確かPCのハードディスクもそうだが、かつてないほどの容量が可能になったので、いちいちCDを介する必要はないだろう。カーオーディオをイメージすれば、それと全く同じであることが分かった。
さて、そこに音をどうやって取り込むかが次の疑問だ。これも初歩的な話なのだが、CDなどの音源をパソコンに取り込むことをリッピングというらしい。最近ではスマホに入っている音楽データを直接DAPに取り込むことも可能だし、そもそもDAPにインターネット接続機能が付いていれば、直接音楽データをダウンロード可能だ。
ただ、私の場合、家に大量にあるクラシック音楽CDを聴くのが目的だから、リッピング必要なのだ。リッピングしてパソコンに一元管理できれば利便性は飛躍的に向上する。
次に音楽管理ソフトをどうするかという問題に出くわす。これは、別にMedia Playerでも、Windows10にデフォルト設定されているGrooveミュージックでも構わない。ただし、ここでファイル形式という問題が関係してくる。
MP3は非常に有名なファイル形式なので、私でも知っていたが、このほかに本当に多くのファイル形式があることを知った。私の場合、中国帰国後に買った(と思われる)ミニコンポの音が本当にダメで、これではとても聴く気になれないところから出発しているので、このファイル形式が鍵を握っていると考えた。
簡単に言うと、MP3、AAC、FLAC、WAVなどがある。MP3とAACは非可逆圧縮ファイルで、データサイズがかなり圧縮される。FLACは可逆圧縮ファイルなので、圧縮されているが再生時に復元されるもの、WAVは非圧縮ファイル。WAVであれば音質は損なわれないということになるが、とんでもない容量を使うことになる。
以下の2つのサイトは参考になると思う。
「音楽ファイル形式の種類と特長は?一覧表で違いが早分かり」
「WAVやMP3やFLACなどいろいろあるけどどう違う?音楽ファイルのフォーマットを徹底研究」
さて、FLAC一択だと思い、そのファイル形式に対応する音楽管理ソフトを探すことにした。残念ながら、私が今まで使っていたiTuneはFLACには対応していない。
それが、SONY | Music Center for PCだ。これは、「ソニー製オーディオ機器の音楽管理・転送アプリケーション」として、ウォークマン®などのオーディオ機器への曲転送、ハイレゾコンテンツの再生に対応という売り文句になっているものだ。
このアプリを選んだのは、私の探し方のプロセスがもろに影響した。DAPを選択するにあたっては、上述の大先輩にメールでアドバイスを求めたのだが、途中全部すっ飛ばして結論だけ言うと、「スマホで十分、別にということであれば、WalkmanかiPod」というご返事だった。そこで、私は性急にWalkman一択にした。
調べていくと、「iTuneがFLAC対応していない=iPhoneではFLACの音が聴けない」は大きな誤解であるが分かるが、数日前は、Apple製品は全部NGと決め込んでしまった。
Walkman一択からスタートしたので、自然に同じSONYのサイト内で手ぐすね引いて待っている「Music Center for PC」に捕まってしまったという感じだ。
これ以上書くととりとめがなくなるので、一旦ここまでとしたい。
ちなみに、上の書き方が若干ネガティブなので誤解を避けるために書いておくが、Walkmanを買ったことも、Music Center for PCのアプリを落として、CDをリッピングしていることも、何ら後悔していない。ベストは選択かどうかは分からないが、こうやって調べて試行錯誤しながら、音楽デバイスを購入し、アプリをダウンロードし、使い勝手良く音楽を管理していくのは、ものすごく楽しい作業である。
なお、楽しみはこれで終わらない。次は、ファイル形式別の音の違いや、それにまつわる大先輩からの深い言葉などを書いていきたい。