初のテストが終わりました

あこがれの教師への道

本日、日大通信教育部の科目修得試験がありました。

ここに至るまでの道のりは、平坦ではありませんでした。通信は、基本大学に通わないので、友達ができません。すべてがポータルサイトに記載されており、自分でその情報を読んでいく必要があります。

ポータルはいわゆる掲示板で、毎日のように情報がアップされます。あらゆるカテゴリーの情報が日付順に並んでは、どんどん下に埋もれていくので、情報の一覧性には乏しく、企業でディレクトリー型のWebsiteに慣れている人間からすると、かなり絶句する仕様なのです。

幸いポータルの検索能力はすぐれているのと、何でもかんでも教務課に電話すると、結構丁寧に教えてくれるから、それで何とかしのいでいます。

さて、本日は試験についての雑感を書くことにします。

第1時限:現代教職論

非常にオーソドックスな問題が出た。新教育基本法の第9条の教員について問うものであり、この科目のもう少し時間を割くことができれば、及第点は取れたような気がする。問いから外れたことをダラダラ書いてしまったことは否めないため、自己採点としては不合格。

第2時限:国文学史Ⅰ

この教科がカバーする範囲は、古代から近世、つまり古事記以前から江戸時代までである。あまりに膨大なため、準備にもかなりの時間を要した。

出題はオーソドックスだが、すべての範囲をまんべんなくカバーしようとすると、薄く浅くなって、論述できるだけの材料が頭に入らない。過去3回のテストでは、古代、中古、中世と順番に問われていた。そのため、今回は近世から出るだろうと、かなり山をはった。

果たして近世が出てくれたので助かった。大問2つのうち1つは書けたので、残り1つが大外ししていないことを祈る。

第3時限:文章表現法

もっとも捉えどころのない教科。テキストも非常に薄くて、暗記する内容にも乏しい。どんな問題がでるのか分からなかったので、試験準備に時間を割かなかった。

出題された問題の1つは、テキストに載っていたのかすら分からなかったが、何とか想像力を駆使して書いた。もう1つはテキストに書かれている箇所の記憶はあるものの、どんな風に整理されていたのかが思い出せなかった。独自の切り口で特徴をまとめた。結果、私の切り口はテキストには全く書かれていなかった。教授に慈悲にすがるしかない。合否は当落線上。

第4時限:国語学概論

これが最も難しく、興味を抱くにはかなりマニアックな教科である。日本語の言語学と言い換えていいだろう。出た問題は3つあり、1つは完全に大外しした。一か八か、「XXはコンピュータ言語学の手法であり、・・・」と決め打ちして書いたが、実際には「心理言語学で使われる手法」であった。これは相当に印象点が悪いだろう。それでも、2つはそこそこ書けたと思うので、今日受けた4つの中では、一番合格に近いような気もする。

この教科は何としても、一発で乗り切りたい。再履修するモチベーションがなかなか出てこない。

試験後

試験後、1階の休憩スペースで、国語学概論の答え合わせをしていたところ、40代のマスクをした学生が近づいてきた。かなり接近して来たので、若干身構えたが、予想通り話しかけてきた。

相手:「どうでしたか?」
私:「うーん、厳しいですね」
相手:「こんな分量のテキストを全部勉強して、出題箇所はたった1箇所だから、漏れがあったらおしまいですね」

というような話をした。おっしゃっていることは尤もだが、それがテストという気もするし、何となく会話を続ける気がしなくて、「次回がんばります」だけ言ってその場を去った。

今思えば、通信教育の同士として、数少ない友達候補だったのかもしれない。

後日談

今までは、日大通信教育部のシステムが分かりにくくて、なかなか情報を取りに行く姿勢が保持できなかったが、さすがに受けた科目が落ちそうな状況で、あとがない(どんなことがあっても2年で免許を取ることに決めている)私は、今後取るべき行動を詳細に調べた。

そうしたら、一番怪しい「現代教職論」は2月にオンライン授業があった。この時間帯が大問題だが、上手い具合に受講可能な時間であれば、それを受講して単位を取得しようと思う。

すべてが上手くいくよう祈っている。

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