ここ数年、デスクトップPCというものの存在を忘れていた。昔の思い込みで、持ち運ぶのがつらいほど重い縦型のパソコン本体に、大きなモニターがくっつているものだと思っていた。
ところが考えてみたら、モニターはモニターで別物である。加えて、パソコン本体もそんなに大きくない。それは、前職時代、会社の座席に設置されているパソコンの大きさで知っていたのだ。ああ、あれがデスクトップなんだと、ふと気づいた。
昨日台湾ウイスキーのKAVALANを夜遅くに飲みすぎて、朝またしても二度寝してしまったのだが、やおら起きてPCを起動させると、実際に使えるようになるまで7-8分ぐらいかかった。
このストレスはなかなかのものである。今PCは2台持っている。1台は先日(2021年5月)買ったハイスペックもの。これは事務所に置いている。もう1台は家の私の部屋だ。買ったのは、2020年6月だから、まだ1年ちょっとしか経っていない。それなのに全く使い物にならないのは、私が買うときにスペックを確認しなかったからである。
前職時代から使い慣れている Panasonic の Let’s Note にしたのがトラップにはまった原因だ。その前に個人で買ったのが型番CF-SZ5であり、会社のが CF-SZ6だった。そのため安易に、2020年6月にCF-SZ6を買ったのである。
ところが実際にはCF-SZ6の中でも性能はピンキリで、おかげで私は、 メモリー8GBを有していたCF-SZ5から、メモリー4GBの後継機種を買ってしまった。
私はグラフィックデザインもやらないし、一度に多くの画面を開くこともあまりしない。それでも、Win10の環境でメモリー4GBというのは土台無理があるようだ。特に、ウイルスソフトが入っていると全然動かなくなるらしい。
一度あまりに動かないので、Panasonicの修理センターに電話して、タスクマネジャーを見ながら症状を確認してもらったが、「パソコンの能力の限界です」との回答があるだけで、にべもなかった。
それでもずっと我慢して使ってきた。昼は主に事務所で作業するのだから、朝と夜ぐらいは我慢しようと。
ただ、この7-8分というのは起動時に限らない。何度クリックしてもスリープからログイン画面が立ち上がるようにならないときもあるし、ワードやパワーポイントなどの立ち上がりは特に遅い。
毎日がこれだと、物理的ロス以上に、精神的につらくなってくる。すでに限界を感じていた。つい最近、楽天がまたしてもスーパーセールをしていたし、Amazonも25日からタイムセールだ。このタイミングで買おうと決めていた。
価格を下げたお値打ち品は、スペックを調べていくと必ずどこかに安いだけの理由がある。危うくAmazonの10%オフ後、41,000円程度の超お値打ち品に手が出そうになった。CPUがCore i7だからと言って性能がいい訳では全くない。私が手にしようとしていたのは第4世代であり、ちょっと調べたら PassMark(CPUが様々な使われ方をされた場合の総合的な性能を評価)は、失敗したPCとほぼ同スコアーであった。
実際に決めたのは、楽天でもAmazonでもなく、価格.comとLenovoのタイアップ商品であった。これは、今年の5月に買ったのと同じ買い方である。最短お届け日が、「2ヶ月以上で出荷予定」という目を疑いたくなるような販売だが、完全受注生産でコストを切り詰めているのであろうから致し方ない。
あと、2ヶ月の我慢か。でも、前回は20日で納品されたので、10月末には快適な環境に変わっているであろう。