2021/8/8 『大転換期後の皇の時代』再読

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

本日、しあわせ村から出版されている小山内洋子さんの『大転換期後の皇の時代』を再読した。おそらく読み返すのはこれで3回目である。

小山内さんは、中野裕弓さん(Romiさん)のDJ ROMIで知った。#339にゲストで登場しており、その話を聞いて、Romiさんがおっしゃっていること非常に似ているなと思い、すぐに本を買った。2020年3月のことである。(興味のある方は、「ゲストに皇の時代の小山内洋子さんをお迎えして、これからの世界がどうなるかとちょこっとお話していただきました」をクリック。)

書いている内容は、とにかく現在の常識では全く理解できないものばかりである。同書は、小山内さんの師匠である小笠原慎吾さんが50年の歳月をかけて探求、研究した成果を、理論書としてまとめたものだという。

小笠原慎吾氏については、私は全然知らなかったが、精神世界に精通している大学時代の友人によれば、その道では有名な方だそうである。2000年にサンマーク出版から『幸せの予約、承ります。』という本を出している。

今は、2500年に一度の大転換の過渡期だそうだ。先祖が支配していた「祖」の時代から、自由と自立と自己責任の「皇」の時代になる。

これだけではピンとこないと思うが、この本には今読むと恐ろしいことが書かれている。ウイルス、細菌は浄化の救世主だという。「ウイルスは、生きものが皇の時代に生きられるように、一ランク上にあげてくれています。」「ウイルスは、これからの皇の時代に、私たち一人一人が環境適合できるように、体質改善のために、自然が用意してくれたものです。」という。

例えば、「オゾンホール破壊は、宇宙エネルギーを取り込むために必要なので、皇の時代には必然性がある。すでに自然はウイルスを使って体質改善をすませてくれている」という。

流石に新型コロナウイルスの予言が書かれている訳ではないが、ウイルスが急ピッチで人間の体質改善をしなければいけない状況にあることが読み取れる。
大きな天変地異が起きているもの必然だと言う。地球が新しい時代に備えて掃除をしているのだという。

このような話は、一般的には確かめようがないので、多くの人の反応は、1)トンデモ本として読むことを拒絶するか、2)非科学的であることを書き連ねて作者を非難するか、のいずれかになりがちである。ところが、自分のちょっとした不思議な体験から、あるいはそういったものがなくても「なるほど」「そういう考えもあるか」と思う第3の人もいるのではないか。

私は、全部鵜呑みにはしたくないが、そういう考えを頭にインプットしながら、これからの時代を生きてみたいという立場である。鵜呑みにすると、1)「自分はこんなすごいことを知っている」という優越感に浸ってしまう(残念ながら、これは誰にも相手にされない優越感であるし、単なる受け売りなので非常にふわふわしていてアブナイ)、2)今の自分の地位や立場や所有物を、やみくもに捨てる可能性がある、3)そう思い込んで5年後10年後にその通りになっていないと、信じて損をしたと人にせいにするであろう、といった負の側面が大きい。

特に同書には、「魂職」という言葉が繰り返し出てくる。

 私たちは生まれてくるときに、それぞれ自分しかできない役目を持って生まれてきます。その役目は、各人の魂の記録の中に書き込まれている職業、つまり、「魂職」を果たすことです

この魂職は今世だけでなく、十数億年の輪廻転生の繰り返しの中で、ずっと同じことをやってきたものですので、努力して身に付けるものではなく、きかっけと少しの手ほどきを受けるだけで、すぐできてしまうというものであり、やればやるほど元気になるというものです。

(中略)

魂職を探す方法
1好きであること-自分の心にピッタリの道
2楽しいこと-自分の脳にピッタリの道
3楽であること-自分の体にピッタリの道
・・・
4そして最後の結果として利益が出ること-本当に自分の魂職であれば、必ず利益がでる

『大転換後の皇の時代』 小山内洋子 しあわせ村 P75-76

これは、今の自分にとって非常に気になるところだ。4は置いておいて、1,2,3の3つを満たすものを探すのは、意外に難しい。それが仮に趣味だとしてもである。

例えば、ゴルフ。好きである-はい。楽しい-スコアがよければ楽しい、悪ければ楽しくない、どう打っていいか分からなくなると苦痛でしかない。楽である-ほとんどにおいて楽ということはない、それなりに体力を使うし、最高な季節は限られている。

例えば、読書。好きである-はい、ただし読み始めて苦痛になる本もかなりある。楽しい-本を読んでいる際、あまり楽しいと感じることはない、夢中になることはあるが。面白くなくなったら即投げだそうというルールを決めたら、最後まで読み切る本は少ないであろう。楽である-絶対的に「楽なもの」だと思ったことはない。サラリーマン時代の仕事と比べれば、相対的に楽という程度である。

もっとも、この3つを完全に満たすものを厳格に追い求める必要はないだろう。どこかでピンと気づくようなものなのだろう。かといって、何もしないでひたする受動的に待っても何も起こらないと思う。多くの人が、地球は行動の星だという。これも科学的に証明することは難しい領域の話だが、私にはしっくりくる。

今自分にできることは、思いをはせることだと思っている。あーでもないこーでもない、楽しみながら考えることにしたい。「魂職」を見つける旅は、まだまだ道途上である。

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