今日は正直書きたくないことを書く。2021年に入ってからラウンドしているゴルフの数は、今までの人生で最もハイペースである。もともとは、これだけラウンドすればもっと上手くなって当然だろうという漠然とした計算があった。練習場に行ってしっかり練習すれば、より進歩が望めるだろうが、行かなくても90台ぐらいでまわることはできるであろうと思っていた。
ところが、2月にシャンク(※)病が発生した。
※インパクトの瞬間にボールがアイアン(※1)のフェースにきちんと当たらず、クラブヘッドとシャフトの接合部分のネック近辺(ホーゼル)に当たるときに発生する。シャフトとのつなぎ目は丸く内側に向いているため、当たるととんでもなく右に飛び出してしまう。
これが出ると怖くてゴルフができなくなる。今までアイアンは得意で、ほとんど気にすることなく打てていたので、一旦シャンクが出てしまった後、治療の施しようがなかった。
近くのインハウスの打ちっぱなしが月額会費制で打ち放題かつコーチ付というので、体験レッスンに行って、アドバイスを求めたが、今までとあまりに違う打ち方を教えられて、しっくりこなかった。
その後、YouTubeを見て練習場に行くことを2回程度して、徐々に治っていった。ところが、このシャンク病は、今でも完全に治癒していない。テークバックの時点で嫌な感覚を持ったときしばしば起こる。
本日は、久しぶりに中国駐在時代の大先輩お二人と一緒にラウンドしたのであるが、最初の2ホールは完ぺきだったものの、4ホール目から突然ひっかけが始まり、それが止まらなくなった。そして、まともに打てなくなったら、ひっかけだけではなくシャンクが出始めた。しかも、アイアンではなくユーティリティ(※2)で2球連続シャンクが起きた。ユーティリティーはアイアンより横幅が大きいため、余程のことがない限り根元に当たることはない。
(※1, 2)ゴルフクラブには、ドライバー、ウッド、ユーティリティー、アイアン、パターの5種類がある。(詳細はリンクをクリック)
隣のコースのプレーヤーに頭を下げて、声出して謝って、ダッシュで走ってボールを拾いに行く。もう、何のために高いお金を払って、こんな辛い思いをしなければならないのか。
ゴルフの誘いは空いていれば断っていないので、今後確定しているアポはたくさんある。また、これからもどんどん誘われるであろう。
ここできっぱり諦めるのか、それとも克服するために練習するのか。諦めるということは、ゴルフをもうやらないという選択なので、これはなかなか大きな決断だ。金食い虫であること、時間も使うことから、やらないことも合理的な考えの一つだ。
ただ、これが何を意味しているのか、もう少し深く考えてみたいと思っている。なぜ、このような病気が発生してしまったのか。技術的な問題を解決するのが先決だが、初めてからもう13年も経っているので、よくも悪くも癖付きで、体が覚えているはずなのだ。
なので、これだけスイングが滅茶苦茶になるのは、不思議なのである。この悪さはなぜ発生しているのだろうか。
一つの最もらしい理由は、練習に行かないでラウンドばかりしていることに、ノーを突き付けられているということである。練習しないで上手くなるわけないと、多くの人に言われてきた。それは真実だと思うが、多分今回突きつけられているのは、家からクラブを持って練習場に何度も何度も通うことが苦にならないか、時間の無駄とは思わないか、多少は面倒くさく思ってもそれで上達するならば我慢できるのか、そういうことを問われている気がする。自分の心に素直に聞いてみる必要がある。
16日本日は朝6時52分スタートであったが、上り3ホールでは皆確実にばてていた。今の季節は猛烈に暑い。練習場でひたすら打つ場合、体感温度はコースの比ではないだろう。正直苦行だ。
その先にある「上手くなる」という欲が、本当に自分の望むものなのかどうか、もう少し見極めたい。