2021/7/14 伊藤野枝

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

伊藤野枝は、明治から大正の時代を生きた、婦人解放運動家、無政府主義者、作家である。高校の歴史の教科書には名前は出てこないので、一般的にはあまり知られていないと思う。(伊藤野枝の詳細はリンクをクリック。)

私のソースデータは限れらており、今回もまた、男性合唱団の団長から仕入れた話である。Wikipediaの概要を読むだけでも壮絶な人生を送った人だということが想像される。

また、過去何人かの作家が、伊藤野枝について本に書いているという。その中でも、瀬戸内晴美と村山由佳の名前が出た。

村山由佳の2020年9月の作品で、2021年3月に、第55回吉川英治文学賞を受賞している。
ちょっと興味を持った方は、「村山由佳最新刊『風よ あらしよ』刊行記念無料小冊子」をお勧めしたい。

ちょうど自分も今、この小冊子を読み終えたばかりで、これから単行本に進もうと思っているところだ。ただし、656ページもある、かなりの長編小説であり、読み切るのは気合が必要である。
それにしても、関東大震災直後に、不意に憲兵隊に連行され、憲兵司令部で扼殺(※)され、遺体が井戸に遺棄されたというから、信じられないほど残酷で衝撃的な話である。

これを機に、アナキストという人たちの考え方を知り、なぜこのような事件が起きたのかを紐解きたい。また、野枝の破天荒な生き方を通じて、人の一生というものを考えてみたい。

※絞殺は、紐などの索状物で首を絞め、窒息させて死に至らしめる方法であり、扼殺は手又は腕で首を禁扼し、窒息させて死に至らしめる方法である。(「デジタル岡山大百科」より)

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