2021/10/26 江の島大師

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

本日、江の島大師に、護摩行をしに行ってきた。もともとは別件が入っていたのだが、そちらがキャンセルとなり、この企画に参加することができた。チベットコードで出会った仲間たちが企画していた。

二子玉川から車で乗せて行ってくれるというので、そのご厚意に甘えた。車を出してくれた人とは初対面であったが、車中で貴重な話をもらった。

  • 宿曜は面白いあまりに面白くて夜も眠れない。
  • 本日護摩行をしてくださる池口恵観さんは本当にすごい人だ。呪術の能力は本物である。
  • 池口恵観さんの本は絶対に読んだ本がいい。あまりに面白くて夜も眠れない。
    (その後、ランチのとき、『密教の呪術 その実践と応用』という本を、強く勧められた)

途中、自己渋滞に巻き込まれ、全く動かなかったが、ちょうどいい時間に向こうに着くことができた。この日は10時半に始まったのである。ホームページには、11時からと書かれているが、注意として「10:30頃に護摩行が始まることがあります。」とも書かれており、早めのスタートだったのである。

間に合わなければ次回でいいと割り切っていた先祖供養について、ギリギリで申し込みをすることができた。そして、護摩木に「身体健全」と書いて手に携えた。

さて、本堂はさほど大きくはない。信者さんと我々のような初参加の人が2対1ぐらいだっただろうか。全体で30~40名ぐらいだった気がする。(ちなみにチベットコードメンバーは総勢8名。)

護摩行が始まると、尼僧が多いのにまず驚いた。恵観さんを含め男性は数人で、10名ぐらいは尼僧だったと思う。そのため、お経を唱える声のトーンが高い。私の常識を打ち破る、斬新な響きがあった。

最初、理趣経を唱える。信者の方は皆、経典を携えて読み上げている。独特のリズムがあるので、相当回数唱えないと、同じように唱えることは難しい。おそらく何度も護摩行に参加するようになると、必ず経典を買って一緒に声を出して唱えたくなるであろう。

私はその後、正座と胡坐を交互に何度も変えて座ることになる。ちょっと股関節を痛めていてあぐらをかくことができないからだ。かといって板の間で正座を1時間以上続ける修練もしたことがないので、恥ずかしながら態勢を何度も変えながら、護摩行に参加した。

護摩行は、護摩木を積み上げて、それを炊きあげる密教の儀式である。私が関心したのは、恵観さんは何気ない動きで護摩木をポンポンと日の中に入れていくが、不思議とそれが崩れ落ちてしまうことがない。はじめにガシッと組んだ護摩木が、あとからくべられる小さな護摩木をしっかりと守ってくれている。そして炎は上え上えと燃え上がる。

炎と恵観さんの距離は、おそらく30センチぐらいであろう。これを1時間半続けるのだから、熱いなんてものではないはずだ。普通の人がいきなり始めたら顔をやけどするのは間違いない。

我々は初回なので、お作法が分からない。突如、信者が壇上に上がることを許された。皆が一気に立ち上がったので、我々もそれにつられたが、ダメと制された。後で分かったのだが、わげさ(輪袈裟)と何かを身に着けていないと壇上に上がることができないようだ。(これは、コロナ禍で密を避ける必要性からそうなったらしい。)

その後、不動明王のマントラが登場する。おそらく20分近く続いたのではないだろうか。不動明王のマントラはチベットコードで習ったので、私も唱えることができる。マスクの下でぶつぶつと唱えていた。

マントラは皆大きな声で唱えているのだが、その大きな声が、気づいたら途中から絶叫に変わっていた。女性の絶叫なので、普段お目にかかることのない声色である。炎の前である種のトランス状態に入ってしまったのかと思えるほどである。

この光景は行って直接見ないと分からないと思う。種明かしという訳ではないのだろうが、護摩行が終わって、尼僧のお一人が簡単に次のようにご説明された。「恵観さんが日ごろから、『マントラはとにかく大きな声で唱えなさい』とおしゃっています。」と。

話を戻すが、手に持っている護摩木はどうするのだろうと思っていたら、最後の最後に呼ばれて、我々も壇上に上がることができた。絶叫状態の中、「近寄っても熱くありませんから大丈夫です。前に来て入れてください」という。そして、自分も最前列に行くことができ、護摩木を自分で火の中に入れることができた。

確かに私には熱いという感覚がなかった。目の前に火柱が上がっていて、木がパチパチいってはじけている。それでも温かい感覚で、非常に心地よかった。(おそらく何分も居座ることができたのなら、その感覚は「熱い」に変わっただろうが。)

自己満足でしかないが、私は護摩木を2つとも火の中心にしっかりと投げ入れることができた。

最後に護摩行が終わると、皆一斉に本堂正面向かって右側に走って一列をなした。事情の分からない自分は完全に出遅れて2列目となった。皆頭を下げるので、それに倣った。尼僧もそう指示するので、頭をあげていることは許されない雰囲気がその場を支配する。

恵観さんが退出されるのである。私は下を向いてひたすら退出するのを待ったが、1列目にいる人は皆頭を触られるらしい。ちょっと残念な気もしたが、次回の楽しみにとっておこうと思った。

その後は、皆で一緒の昼食をとり、折角だからということで、江の島巡りをした。岩屋にもいった。

本当に充実した1日になった。このブログはちょっと遅れて28日の午前中に書いているが、今でもこの日の心地よい気持ちが残っていて、ちょっとボーっとしている。

29日からAmazonタイムセールが始まるので、恵観さんの本を買い込もうと思う。

最後に、一緒に護摩行に参加したチベットコードの友人の一人から、恵観さんのYahoo記事を紹介してもらった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/221fa1e17c33b1df17245898e8dba6fd3db503ad

何と、『朝鮮総連ビル落札』問題の当事者だったとは。あとのきマスコミは、怪僧一辺倒の報道だった。私も競売物件を落札したその僧侶に強い違和感を覚えた。つくづく、報道を鵜呑みにしてはいけない、一方的な見方を受け入れてはいけないと再認識した。