2021/10/19 帝国ホテル レ セゾン

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

本日、結婚記念日のお祝いとして、妻と帝国ホテルのフレンチレストラン「レ セゾン」に行ってきた。

昨日のお墓参りに続いてイベント続きである。

前職の同僚が私の退職に際し、帝国ホテルの豪華な食事券をプレゼントしてくれた。選択肢として鉄板焼きもあったが、普段行くことのないフレンチを選んでみた。

もともとは、結婚記念日の9月に行く予定だったが、緊急事態宣言中「レ セゾン」はディナーを営業していなかった。そのため、この日にずれこんだのである。

「レ セゾン」の中は思ったより広くなかった。むしろかなりこじんまりしたレストランであった。加えて客層は年齢層がかなり高かった。あの中では我々は十分に若かった。

妻が何気なく疑問に思っていることを口にすると、一つ一つしっかりと答えてくれる。「ワインのコルクに書かれている番号の意味は?」といった超トリビアな思い付きの質問にも真面目に取り合い、答えられなかった給仕はわざわざソムリエを呼んでくれる。こちらが恐縮してしまう。

こういった会話を楽しむのが、高級レストランでの一つの愉しみなのかもしれない。高尚な質問もあれば、意地悪な客は、試す質問をするかもしれない。一流ホテルのレストランの給仕は本当に大変だと思った。

さて、食事に合ったワインをお出ししましょうと言われたあと、1杯ずつ飲むよりボトルを入れた方が経済的ではないかという、貧乏根性が出てしまった。これがおそらく裏目にでた。

ボトルを希望すると、重厚なワインリストが手渡された。フレンチだけあって、大半は、ボルドーとブルゴーニュで占めている。最初に目に飛び込んできた金額が55,000円である。3万円ぐらいのワインが標準的なようである。いや、もっと安いのがあるはずだと思ってページをめくっても、特に50万円や30万円といった、桁がむしろ多いものしか出てこない。

その中に、1万円を切るワインがたまに出てくる。少しほっとしていると、横に(1/2)と書いてある。ハーフなのだ。聞くまでもない。

最終ページまで見てから、また見返してみる。あった、8,000円台のワインが。こんなところで見栄を張っても仕方がない。フレンチなのに、イタリアのモンテプルチアーノ・ダブロッソ(8,000円台)を頼んだ。

ソムリエが注ぐ際に、「実にパワフルですよね」と言う。なかなかの表現である。さりげなく気を遣ってくれている。実際のところ、美味しかった。私はもともと、モンテプルチアーノが好きなのである。

妻が、何かの話の流れで何気なく、「結婚記念日なので」と言った。比較的終盤のメインが出たころだったと思う。メインは子羊のローストであった。すでに妻はお腹がいっぱいだったので私の分を多くした。

また、私にはワインを飲むお役目もあった。自分で頼んだワインだったが、おそらく思っている以上に妻は飲まなかったのであろう。最後はかなり駆け込み感があった。

デザートでコーヒーで終わりかと思ったら、最後にサプライズがあった。結婚記念日おめでとうございますということで、キャプテンが追加のケーキを持ってきた。加えてiPhoneでの写真以外に、ホテル側で用意したカメラでも撮影して、その場で現像してくれた。

さすが一流ホテルは、おもてなしを大事にする。ケーキも美味しかったし、撮られた写真がまた上手だった。まさか、中国みたいにネガがお化粧されていることもあるまい。いや、そうかもしれない。

今書いていて、ふとそんなことを思ってしまった。

帰りはムードもなにもあったものではなかった。普段食べる量を減らしているので、今日は明らかにToo Muchである。ひゃっくりが出だしたら止まらず、家に帰ってそのまま寝てしまった。

前職の同僚の皆さま、まことにありがとうございました。