長年勤めた「大手監査法人」を退職するときの「心」の声(2020年5月)

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

私は、長年勤めた「大手監査法人」(あるいは「Big4」「4大監査法人」「4大会計士事務所」ともいう)を2020年度中に退職するつもりでいた。すでに2020年2月に上司には話していた。しかし、いくつかのありがたい慰留の言葉に耳を傾けるうちに、コロナウイルス感染症の拡大により緊急事態宣言が発出されてしまった。そのため、5月時点では正式は辞表は提出できていなかった。

5月は監査法人にとって繁忙期である。日本の会社は3月期決算会社が多いと言われている。肌感覚としては7割ぐらいが3月期決算だと思うが、信頼できる数字で調べてみた。
「東証上場会社 コーポレート・ガバナンス白書 2021」(株式会社東京証券取引所)によれば、東証上場会社の63.1%が3月期決算を採用している。やはり、肌感覚と一致している。

4月第2週から5月20日ぐらいまでが、殺人的に忙しい。今年は、コロナの問題が発生したため、一部の企業で決算開示が後ろ倒しになり、今までにないほど繁忙期が長期化していた。

以下は、当時OneNoteにカテゴリー分けして自分の思ったことを書き留めていた記録である。

2020/5/5
明日は世の中は休みだが我が社は出勤日。あっという間の4連休だったが、結局働き詰めは出来なかった。それでも地球は回っているし、自分はこうして生きている。何をいつも焦り恐れているのか。その感情全部取り払っても、自分の周りは何も変わらないとしたら、取り払った分だけ人生豊かにならないか。

2020/5/6
想定外のネガティブな事象が発生した時、「まじか」と言葉を発すると同時に、それを他人のせいにしている自分がいる。「何で」とか「どうして」に留まらず、「流石にありえないでしょう」と思うこともしばしばだ。
そう思ってしまったことは取り消せないが、それでも考え直すことができれば、よしとしよう。自分のこととして考えない限り、解決策は見つからないし、他人のせいにする癖は治らない。

2020/5/29
ここ数日胃痛が続く。それでも夜になると飲みたくなる。我慢してようやく23時半ごろになるとワインに手を出さずにはいられない。この繰り返しだ。
ストレスフルな仕事が毎日ボトル半分以上を飲む習慣を生み、朝起きれない悪循環を引き起こす。
今朝は本当に胃が痛い。かつて処方された胃痛を抑える薬を飲んだ。今晩こそ飲むのをやめよう。

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