前日、最近のルールを破って、21時過ぎに食事をし、22時までワインを飲んだ。量は一頃に比べればかなり減ったが、それでも朝二度寝してしまった。最近にしては非常に珍しい。
起きたのは9時を過ぎていた。それから、やおら事務所に行く準備をしていたら10時になってしまった。昼ごろにジムに行くとすれば、午前中はたったの2時間しかない。
これは時間の使い方として本当にもったいないと思った。かつてサラリーマンの頃は、9時半始業という制約があった。コロナ時代に突入して一気にリモート・ワークが広がったが、それでも9時半より前にZoom会議が始まることが多かった。今はフリーランスで時間は使い放題。それは逆に言うと、(予定がなければ)昼まで寝ていてもいいということだ。
たまにそういう日を設けるのもよいが、いつも二度寝ではもったいない。夜遅くのアルコールは、あまり望ましいものではないことが分かった。
「かつてあれほど深夜2時3時まで飲んでいたのにどういうこと?」という気もする。ただ、当時は朝無理やり起きて仕事をしていたのは間違いない。それでも、酒を飲まないときと比べてどれほどパフォーマンスが落ちていたのかは分からなかった。
そんなことを考えていたら、午後、オンラインの習慣行動ナビゲーター認定講座で、佐藤伝さんは最近お酒をあまり飲まなくなったと言っていた。それは、「パフォーマンスが明らかに落ちる。毎日やろうと決めた習慣ができなくなる」からだという。最近といってもこの講座の収録時期は結構前であろうから、今の私と同じ年齢ぐらいかもしれない。とすると、私は自覚がないだけで、パフォーマンスは落ちていたのかもしれない。。
夕方はいつもの通り男性合唱団だ。テノール2(以下、T2)に属している。テノール1は主旋律を歌うが、T2は微妙に低い。主旋律でないので、油断するとすぐに主旋律に持っていかれる。音符を見ながら歌っているが、音符を正確に読むことはもうできなくなってしまった。かつて小学校のころはピアノを習っていた、あのときは読めたのだが。
T2用の音源テープが送られてきたので、これを繰り返し聞いて練習するしかない。本番は9月3日のサントリーホール。もう時間はない。
Breaking Bad
夜また事務所に戻り、映画を見た。Breaking Badは佳境に入っている。主人公のウォルトとメキシコ系マフィアのボスとの会話、スカイラー(ウォルトの妻)を弁護士との会話、いずれも自分の理解を確かめたかったので、日本語字幕も見た。
正直ほぼ全滅であった。
(ウォルトとマフィアのボスとの会話)
Except you don’t do that—
set the bar low.
「それでいいなら、基準を下げろ。」これも、「あなたがそうしないのを除いて」から、「それでいいなら」という風に瞬時に頭が働かない。
Therefore, what conclusion am I left to draw? Hm?
「それで、私が折れると思うか?」こういった受動態の使い方、本当に分からない。じーっとスクリプトをながめる時間があっても分からない。
I apologize for being so transparent.
「見え透いた作戦は謝る。」そうかあ、「透明な」じゃなく「見え透いた」なのか。その後ろに作戦が省略されている。
つまり、問題は音が聴こえなかった(キャッチできなかった)だけではなかったのだ。スクリプトを読んでも意味が分かっていないのである。
(スカイラーと弁護士の会話)
God, I could go for a glass of wine about now.
You want to go to–
Sorry, never mind.
もう一つの例はこれ。スカイラーは女性弁護士、離婚について相談している。ここで「今、ワイン?」と言っている。冗談で「ワインでも飲みたい、(あなたが)よければ」と言っているのである。シリアスな中にこのジョークを織り込む感覚が分からないので、意味不明に陥っていたのだ。
こちらは、字幕の字面は分かっても、その場面に当てはめられないという問題だ。
道のりはまだまだ長く険しいことを認識した。諦めず量をこなしていこう。諦めた時点で終わりだ。
その後、「ぎばーコネクト」について書いたので、家路についたのは深夜1時であった。