2021/6/22 前職場の先輩との会食

ぎばーノート~ギバー(Giver)という生き方の記録

緊急事態宣言が明け、非常に限定的ではある(※)が、お酒付きの会食が解禁された。

そのため、6月22日を前の職場の先輩との会食に予定していた。年齢的にはそれほど大きく離れていないが、会計士という意味では大大先輩である。なお、その方は私よりさらに1年以上早く前職を退職している。

飲食店は、このような状況の中、大変な苦労を背負いながら営業していることを、お店選びの段階で強く感じた。多少の自由度を持って営業されているお店を選んだが、開始を17時と一番早い時間帯とし、20時には解散した。

さて、いろんな話で花が咲いたが、人に会って情報を仕入れることがいかに大切かを改めて実感した。なんでもそうなのだが、例えば以下のような話から書いてみたい。

その先輩は、新聞記事のキーワード検索で、「監査役」という言葉が出た場合、自動的に通知される設定をしているようだ。日本経済新聞の電子版にそのようなサービスがあるのであろう。

必要以上に大量な記事がひっかかるとはおっしゃっていたが、それを毎日サクサクみることで、元職場のOBがどの会社の監査役に就任したか、把握しているという。

具体的に誰がどこにいるかといった話にもなったが、そのこと自体は野次馬的関心であって、ここで書こうとしている「人に会って情報を仕入れることがいかに大切か」とは関係しない。

人にとっては当たり前かもしれない、検索通知サービス自体を知ることも、私にとっては大変参考になることだし、そうやって情報収集をしている先輩のマインドを知ることにも価値がある。そして、そこからつながる再会やご縁の話を聞けば、酒の席で話は話題が、何倍にも価値のあるものに変わっていく。

これらは、HOW TOとはちょっと違う。仮に、そのようなことが書かれているHOW TO本を読んでも、自分には刺さらないであろう。

会わない限り知るのは非常に難しい情報というのもある。例えば、相手の近況報告などはその最たるものである。メールなどで書かれる簡単な近況報告には決して書かない、生の有益な情報をたくさん得ることができる。

もう少し具体的に書こう。私はその先輩に、「なんで今のお仕事に就かれたのですか。きっかけは何だったのでしょうか」と聞いた。これに対する答えは、「前職の同期のところに、『こういう人を探している』と入ってきた情報を、やめたばかりに自分につないでくれた」という。そして、「こういった仕事こそ、自分はやりたかったんだ」と言って、すぐお引き受けしたそうだ。これはまさにご縁である。大事なのは、KNOW HOWではなく、KNOW WHOなのだ

また、私はこうも聞いた。「今お引き受けしているお仕事の報酬はどの程度なんですか」。これなどは、非常にデリケートは質問で、とてもメールやSNSで聞くことはできない。もちろん、二人の関係性にも大きく関わってくるので、直接会えればなんでも聞ける訳ではないが、人と会って話をすることで、はじめて、巷では出回っていない、とても貴重な情報を得ることができるのだと思う。

かつてのように、毎日のように会食が入るという可能性はなくなった。これは、ある意味理想的な環境になったのかもしれない。人と会っていろんなことを知り、いろんなことを考える。そして次の行動につなげる。このサイクルを、バランスの取れたものにすれば、毎日がより充実する気がする。

東京都HPより

●入場をする者等に対する酒類提供の停止を要請(法第31条の6第1項)
利用者による施設内への酒類の持込を認めないことを要請(法第31条の6第1項)
・ただし、国の定める「基本4項目」を遵守している店舗について、以下を条件として、酒類提供・持込を可とする
①同一グループの入店:2人以内
②酒類提供の時間:11時から19時までの間
③利用者の滞在時間:90分以内

ここで、「法第31条の6第1項」が気になった。東京都HPには、この法が何の法なのか、一見して分かるところには書かれていなかった。そこで調べたところ、この法は「新型インフルエンザ等対策特別措置法」であった。平成24年に定められた法律で、この第3章の2に、「新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置」が書かれている。「まん防」の法律根拠は、昔の法律を援用したものであることを知り、(単なる私の勉強不足かもしれないが、)ちょっと驚いた。その頃、新型コロナウイルスなどは存在しないので、「等」を適用しているのだ。

法の建付けによれば、原則酒類提供は停止を要請、ただし書きで一部可とするということだ。

ちなみに、緊急事態宣言中は酒類の提供は一切禁止していた「いきなりステーキ」に電話で確認したところ、「まん防」になって、19時まではアルコールの提供をしているらしい。グループで行くお店ではないため、「2人様以下の場合は」といった説明は、特になかった。

なお、先輩との会食場所が「いきなりステーキ」ではないことを、念のため申し上げておく。

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