前回の「天皇賞(春)」で自分が感じたことは、「枠連よりワイドの方が賭けとして面白い」というであった。枠連も自分の予想と違う馬が入ってくる意外性は楽しめるので、意外性を追求するにはむしろ枠連かもしれないが、(枠連の中で)賭けが複数当たる可能性はない。
そのため、今回はワイドに固執してみた。ただ、正直何を賭けてよいか全然分からず、馬を全然絞り切れなかった。
枠 | 馬 | 馬名 | 騎手 | 家族投票 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | レイモンドバローズ | 浜中俊 | 1票 |
1 | 2 | アナザーリリック | 津村明秀 | 1票 |
2 | 3 | ルークズネスト | 幸英明 | 0票 |
2 | 4 | バスラットレオン | 藤岡佑介 | 1票 |
4 | 7 | タイムトゥヘブン | M.デムーロ | 1票 |
4 | 8 | グレナディアガーズ | 川田将雅 | 1票 |
5 | 10 | ソングライン | 池添謙一 | 1票 |
7 | 13 | ホウオウアマゾン | 武豊 | 2票 |
7 | 15 | シュネルマイスター | C.ルメール | 2票 |
8 | 18 | ピクシーナイト | 福永祐一 | 2票 |
10頭の中で、家族投票を行った。1人3票持ちで家族4名。ルークズネストは、実績とJRAの出走馬コメントを見ると、優柔不断で消すことができなかった。
2票を獲得した3頭と、賭ける時点で1番人気であったグレナディアガーズの4つでワイドのボックス買い。
次に、1、2、3、4、7、10を軸に、8、13、15、18で流した。
ボックスは「4コンビネーション2」なので、6通り。流しは、6×4=24通り。どんだけ分散するのかという賭けとなった。ボックス買いは500円、流し買いは、1,3,4,10は400円、2と7は200円。これで合計11000円。
さらに、直前になってとある確信から、馬単流しを行った。それはホウオウアマゾンが1着になるというもの。あと上述の9頭で流す予定だったが、15000円に抑えるために、家族投票0票のルークズネストは除外した。これも、ワイドにした。
そもそもホウオウアマゾンの1着を確信しているのであれば、単勝にどでかく賭ける、今回で言えば4000円賭ければよいので、ロジックがふらふらしている。
結果は上述の通り。1着15番のシュネルマイスター、2着10番のソングライン、3着8番のグレナディアガーズは、いずれも賭け対象馬10頭に入っていたため、8-10、8-15、10-15は全部当たったことになる。
とはいえ分散投資が過ぎたので、15000円投資して8060円のリターン。またしても赤字となった。
これだけ分散投資をしてしまうと、今回のような1番人気が1着、2番人気が3着として入ってしまうと、どうにもならない。そもそも賭け方に大きな問題がある。次回までに改善していきたい。
本レースは、馬の首の動きのタイミングで1着と2着が逆転した。人間であれば、ゴールする瞬間意識的に頭を前に出すことができるが、馬は前脚を蹴るタイミングでしか首は前に出ないはずなので、シュネルマイスターは幸運だったのではないか。
逆に言えば、ソングラインに単勝や馬単を賭けていた人は落胆が大きかったと思う。
馬単10-15は93.8倍に対して、馬単15-10は49.6倍であった。これが馬連10-15となると、36.9倍。
私のつたない数学の知識で考えると、馬単を基礎に馬連の予想倍率を計算すると、1÷(1/93.8+1/49.6)=32.4である。ということは、馬連の方がお得ということか。
また、馬単10-15の93.8倍に基礎に考えると、15-10が49.6倍というのは、結構お得な気がする。
さらに、次の事実も興味深い。10の単勝は16.9倍だ。一方15の単勝は3.7倍。実に4.5倍の開きがある。にも拘わらず、馬単が逆転した場合は1.9倍の開きしかない。(倍率の比較はナンセンスかもしれないが、感覚として単勝は割負け感が強い。単勝は18通りしかないので、倍率が高くなりようがないということであろう。)
ちなみに人間の徒競走の場合は、以下の通りである。
「100m走をはじめとする走種目は、選手のトルソーと呼ばれる部分がフィニッシュライン(厳密には、フィニッシュラインの、スタートラインに近い側のふち)を越すことでゴールと認定されます。 トルソーとは胴体部分のことで、頭・手・脚などがフィニッシュラインを越してもゴールにはなりません。」
最後に、「ホウオウアマゾンだ!」とひらめいて賭けた4000円は本当に無駄であった。